彼女の心情 彼氏の心情3

心情乳がんの彼女, 乳がんの女性の彼氏

「彼女と別れるかも」と口走った回のブログを書いている時に、「彼女が乳がんになったら彼女を捨てる男」の気持ちを垣間見た気がします・・・

取りあえず、最低ですね・・・

僕はそんなことを思う男なんて、ごくごく一部のサイコパスのような男だけだろう(笑)などと気楽に考えていました。

自分がそれに当てはまることになるとは・・・

ここ数日かけて、あの時の自分の心情をよく思い出して整理しようと試みてます。

 

その結果、断片的にではありますが、いくつかこうだと言い切れることがまとまってきました。

自分の心情として言えることもありますし、一般的な男性に大体当てはまるであろうと思えることもあります。

 

まず、はじめに一つ言い切れることは、「彼女が乳がんになって女性としての魅力が落ちた→だから別れる」という、安直な図式には基本的にはならない、ということです。

男性が女性と付き合い続けていて、相手の女性のことをずっと「女性的な魅力」の視点のみで見続けるということは、まずありえません。

必ずそういう見方以外に目が向いて行きますし、そういう見方以外の見方の割合の方が大きくなっていきます。

そして、付き合い続けた結果、「あなたは女性的な魅力が落ちたから別れたい」などと思う男性は本当にごく少数のはずです。

そういう理由がメインで別れたいと思う人はほぼいないのではないでしょうか。

初めからそういう(性的な?)結びつきのみで付き合っているのなら、別れようと思うのかもしれません。それだとそもそも「付き合っている」と言ってよかったのか、微妙ですが・・・

この原理で行くと、そういう男性は、女性と付き合い続けて、女性が一定の歳になると別れる、ということになってしまいます。

そんな人は少ないはずです。むしろその逆で、付き合っている女性が歳をとった方が、実際に男性が女性と別れる決断をする可能性は低くなるのではないでしょうか。

付き合っている女性が歳をとるということは、同じように男性も歳をとるということ。男性が歳をとって落ち着いてくるから、別れる可能性が減るのでは?という考え方もできます。

が、それも影響としては小さいと思います。男が年齢によって落ち着くのは十年二十年の単位です。

 

もし、女性が乳がんになって、そして付き合っていた男性と別れるかもしれない、となっても、それは「女性的な魅力が落ちるから」という理由からではないです。

キツいことを言ってしまいますが、女性の側からすると

「私の女性としての魅力が落ちたから、彼が別れると言い出した」

と、思い込んだ方が楽なんだと思います。

実際にそんなことを彼氏が感じても考えてもいなかったとしても、彼女はそう思い込んでしまう可能性があります。

どんな病気であれ、その病気を乗り越えるのには精神力が必要です。

普通の女性であれば、大病を患ってもなお気丈に振舞える人の方が、一部のとても強い部類であって、多くは不安定になるはずです。

精神的に不安定になれば、感じ方や考え方も不安定になり、客観的な見方ができなくなってしまうこともあるはずです。

というか、むしろ普通は自分の大病など、客観的に見れるはずはないです。

そして、僕から見ればありもしない「私の女性的な魅力が落ちた」的な考えに陥ってしまうような気がします。

「私の女性的な魅力が落ちて、彼氏が別れたがっている。無理をして私と付き合ってくれ続けようとしている」という、妄想的な考えに陥ってしまうかもしれません。

下手をすると、男性側も同じような「彼女の女性として魅力が落ちた」妄想に陥るかもしれません。

そう彼女が言ってきたら、「本人(彼女)がそう言っているんだから、そうなんだろう」と意味不明な納得をしてしまうかもしれません。

この場合の「本人」は、どう思うかの主体である男性、つまり自分なのにです・・・

 

ですが、もう一度言います。

彼氏側の主観で、乳がんによって彼女の「女性的な魅力が落ちる」などということは絶対にないです。

おそらく、その考えは彼女自身や彼氏に降りかかる多くの苦難を「女性的な魅力が落ちる」ことのせいにしてしまおうとする心理状況から来ています。

 

人が、自分自身を見つめることは、実は非常に辛くかつ難しいものです。

大病を患っている時に、自分自身の考え方を自分自身で正確に把握するのは、そもそも無理な話なのです。

 

「乳がんによって私の(彼女の)女性的な魅力が落ちる」

という妄想は、取りあえず一旦捨てておくことが必要だと思います。

 

 

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