彼女の心情 彼氏の心情5

心情乳がんの彼女, 乳がんの女性の彼氏, 女性的な魅力

このブログで、乳がんになった女性とその彼氏の心情について、僕なりの考えを書いてきました。

前回までは、ネット上で見つけられる乳がんになった彼氏彼女の書き込みについて、僕なりの見方で分析してきたつもりでした。

そして、それがある程度まとまったら、その後に僕自身と僕の彼女の場合の話をつなげようと思っていました。

ですが・・

途中で僕が一時的にですが彼女と別れたいと思える気持ちになってしまい、いろいろ書き進める方向が変わってしまいました・・・

 

もともと、このブログは単に彼女の乳がんの治療記録を綴っていくだけの予定でした。

しかし、「彼氏が書く乳がんブログ」というタイトルにしたことで、少し予定が変わりました。

「彼氏」「乳がん」で検索してみて、このブログが検索エンジンでヒットするかな?と、検索してみたところ、そのワードでヒットする他の書き込みにショックを受けました。

男性と付き合っている女性が乳がんの診断を受けると、その男性に別れを突き付けられる心配をするらしい・・・と。

そして、実際に別れを告げられた女性もいるらしい、と。

ちょっと僕には理解できないことでした。

「理解できない!」と僕が書き進めている途中で、いきなり「別れたい!」と僕が思うことに・・・

そして、それをブログで書くことに・・・

僕の場合を簡単にまとめると、

自分の健康よりも(僕にとっては)些細な事を優先する彼女の気持ちに耐えられなくなり、「自分で健康になろうとしていない人などサポートできない!」という気持ち

になって、別れたくなりました。

今考えると、彼女をサポートするしない、と、別れるかどうかは話が別ですよね。

それに「僕にとっては些細な事」という発想も、ただ自分の気持ちを一方的に押し付けている、よろしくない考え方です。

要するに「乳がん」に対して、彼女自身よりも僕の方がビビッてしまっていたんだということなんだと思います。

 

彼女はもともと豪気な性格なのです。なので乳がんに対する恐れが、一般的な女性よりもかなり小さいと思います。

もしそういう性格でなかったとしても、自分の乳がんに対して正面から恐れを抱けずに、少し現実逃避した心境で、治療に専念できない女性だって多いはずです。

彼女にもこういう心理的な影響がわずかにでもあったのかもしれません。

どちらの作用が大きかったのかは分かりませんが、僕から見ると、彼女の乳がんに対する恐れと治療の決意がまったく足りないように感じました。

だからと言って、いたずらに乳がんに対する不安を煽るような事を言っていいわけがありません。

どうもにできなくなって、僕は「別れるしかない」という思いにいたってしまいました。

 

ですが、これは間違っていたと、今は言い切れます。

僕が乳がんに対してビビッていたわけで、僕の心の問題だったわけです。僕が我慢しなければならないことでした。

僕が我慢しきれなくなったから「別れる」という発想になってしまったんです。

 

これは、「彼氏」「乳がん」の検索でヒットした「乳がんの診断を受けて彼氏に別れを告げられる」という最悪なシナリオでも同じことが言えると思います。

乳がんの診断を受けた女性が、(僕の考えではありえない)女性的な魅力が落ちることを心配して、彼氏に別れを告げられる可能性に耐えられなくなってしまったのではないでしょうか。

要するに彼女側が不安に耐えられなくなったのだと思います。

もちろん、その彼女の彼氏も、僕と同じような経路の心配や、他のいろいろな心配に耐えられなくなった可能性もあります。

男女が付き合っていくのは、結構エネルギーがいります。

お互いに心配事がたくさんあった場合、付き合い続けられなくなってもおかしくないです。

女性が乳がんの診断を受ければ、本人の心配するこころは僕には想像できないくらいのもののはずですし、その彼氏の心配もまた、想像できないレベルのはずです。

お互いの心に余裕がなくなって、別れるという最悪の結果になってしまうのです。

どちらから別れを言い出すかは、あまり関係ないと思います。より余裕がなくなった方が「別れよう」と言うだけです。

言われた方にまだ余裕があれば、別れを受け入れないだけです。余裕がなければ「仕方ない、別れよう」となるだけです。

結果として、ひどく当たり前のことを僕は言っていると思います。

男女が別れる理由は、お互いの心に余裕がなくなったからだ、と。

ですが、これは乳がんの診断を受けた彼女とその彼氏にも言えることです。

そして、一つずつ問題を解決していければ、余裕は取り戻せると思います。

特に、彼女側の「女性的な魅力が落ちて彼に捨てられる可能性がある」という誤解と、彼氏側の「彼女は全力で治療に専念するのが当然だ」という誤解を解くべきだと思います。

異性に対する見方が男性と女性で違うということからくる誤解と、患う辛さを理解できていない発想です。

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