重要なこと
昨日は感情的に書きなぐってしまいました。お見苦しいところお見せして申し訳ありません・・・
落ち着いてよく考え直してみることにします。
冷静に考え直してみて、まずは一番大切なものは彼女と僕自身の健康だということは変わりません。
これについて「彼女の意思を超えてしまった場合はその限りではなくなるでは?」とも考えましたが、やはり僕にとってこれは不変です。
彼女の意思、僕の気持ち、その他周りの人達の気持ちや、それぞれの生活など、重要なことはたくさんありますが、まずは自分達の健康です。
いやまあ、それも程度の問題です。細かいことにいちいち口を出して、親が歯を磨かない子を叱るようなことはするつもりはありません。
彼女は実際に歯を磨かずに寝てしまって、僕に怒られる時があるんですが・・・
細かいことはいいのですが、乳がんの治療法を決めることは大きいです。おそらく彼女の人生の中で最大クラスの健康に関する決断のはずです。
そして、その重大な決断に関して、僕は彼女に乳がん専門医の勧める治療法はおかしいから別の治療法にしろ、とアドバイスしようとしているのです。
僕にとって、これくらい重大な決断は人生初かもしれませんし、これから先もないかもしれないくらいのレベルのはずです。
何度、冷静になって考え直しても、この考えは間違っていないようです。
なので、彼女の乳がんに対する治療法を決定するまでは、僕は今までの人生で一番頑張って情報を集めて、そして人生で一番考えなければいけないと思います。
人生で一番慎重にしなければいけない決断をする時です。これも変わりません。
僕は物事を大げさにとらえる性格なのですが、このことは何度考えても大げさではないような気がします。
がんの治療方針決断の重要性と、仮にも専門家を否定して別の結論を出す危険性は計り知れないです。
どのくらいで結論が出るかはセカンドオピニオン次第ではありますが、それでも、そのセカンドオピニオンがどのくらい信頼できるか、サードオピニオンは必要なのか、と考えなければいけないことは、いくらでもあります。
そして、すべては医者の提案であって、決めるのは自分達です。彼女です。
彼女が考えなければいけないのです。彼女が結論にたどり着けないのなら、次善策として僕が代わりに考えます。
最悪の場合、僕が結論を出します。取りあえず、医学的に正しい答えを目指します。医学的には正しい答えを彼女が自分の答えとして受け入れるかは別の話です。
冷静になっているつもりでしたが、イマイチ考えがまとまりません・・・
とにかく、今は彼女の乳がんを最優先にすることは変えません。彼女にとって引っ越しが重要であったとしても、それを認めることはしても、僕は手伝えません。
僕には、そうする心の余裕も時間の余裕もないです。
できれば、彼女にも引っ越しのことは後回しにしてほしいです。それについての説得は続けますが、それが無理ならば、僕一人でセカンドオピニオンやその他のことをします。
幸い、直近で行こうとしているセカンドオピニオンは家族のみでもオーケーです。
彼女の引っ越しの手伝いはします。ですが、僕の性格と能力を考えると、乳がんの治療法のセカンドオピニオンなどとの同時進行は無理です。
精神的にも時間的にも無理です。
というか・・・
彼女は不動産屋に行こうと言っているのですが、どの辺りに住むのか、どういう部屋を希望するのか、何も決まっていないらしいのです・・・
とにかく今の部屋には居たくないと・・・
希望する部屋について何も決めずに不動産屋に行ったとして、一体何が起こるのか・・・そもそもどの駅の不動産屋に行くのか・・・
「君は一体何を言っとるんだね?」
と、どこかの教授?のように突っ込めばよかったのですが、そんな余裕のない僕は彼女を怒ってしまったわけです・・・
そして書きなぐってしまいました・・・
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ディスカッション
コメント一覧
おはようございます。きのうの通りすがりです。返信ありがとうございました。
彼女さん、なかなかユニークなかたですね。乳がんに対するとらえかたは百人いれば百通りあるのかも知れませんが、同じ乳がん患者として、ドンと構えられる肝っ玉の太さは、魅力的だし、うらやましいです。
私はタダタダあたふたしていました。夫がドンと構えていてくれたので乗り切りました。
ブログ読み返していて思ったのですが、手術はすでに終わったのですよね。術後治療で迷っているのは、抗がん剤ですか?
私は術前は非浸潤という診断で、抗がん剤なしといわれていました。彼女さんと同じ、ルミナールA。ホルモン陽性、HER2陰性。ところが手術で浸潤が見つかりました。再発率が1%でも下がるなら抗がん剤を受けたいと思っていました。
いろいろな医師に聞きましたが、みな一様に「抗がん剤は不要」といいました。「浸潤径が五ミリ未満の場合は、抗がん剤のメリットよりデメリットのほうが大きい」とのことでした。
(「いろいろな医師」というのは具体的にいうと「手術した医師、セカンドオピニオンの三つの病院の医師、日本対がん協会の専門医による無料電話相談」の五名です)
彼女さんの浸潤は五ミリ以上でしたよね。その場合でも抗がん剤はしないのですか。
オンコタイプという遺伝子検査をするのもいいかも知れません。私の知人は、両胸の浸潤ガンで両胸を全摘しました。術後治療で抗がん剤をするかどうか悩んだ時、オンコタイプの結果をみて、抗がん剤をやめたそうです。
あと、彼女自身の意見はどうなのでしょう。抗がん剤をするなら、休職したり、自宅療養の時間も増えそうです。そのためには、広い部屋に引っ越してから投与したほうが、精神衛生上、良さそうですよね。
いまはセカンドオピニオンの受診待ちだと思います。いっそのこと、先に引越しを済ませて、すっきりした気持ちになっては。
大きなお世話を承知でいいますので怒らないでくださいね。この引越しを機会に、入籍して同居してはいかがでしょう。そうすれば、彼女さんも、広い部屋で家族(あなた)という味方と一緒に、安心して治療に専念できると思います。
(「治療方針、引越し、結婚なんて、三つもいっぺんに考えられるかー!」って怒られそうですね。でも、彼女さんは、あなたのプロポーズを待っているのでは。なんだか、そんな気がしてなりません。)
前出の日本対がん協会の「無料がん相談窓口」の連絡先は以下の通りです。ご存知かも知れませんが、記載します。
1 がん相談ホットライン(0335627830)毎日。土日もやっている(祝日除く)。「看護師や社会福祉士が、患者さんや家族、大切な人などからの相談を受け付けています。」相談無料。原則20分。匿名可。
2 専門医による面接相談(0335628015)
月〜金。(祝日除く)。要予約。「面談によるがん無料相談を日本対がん協会西銀座分室で実施。予約は2週間前の同じ曜日から先着順」。がんセンターOBの医師や聖路加、がん研有明のベテラン医師が、相談や質問を受け付ける。一回30分。
3 専門医による電話相談(0335628015)。月〜金。(祝日除く)。要予約。相談時間は20分。
1は、私は何度もお世話になりました。行き詰まるたびに電話して相談しました。かけるたびに違う担当者がでますが、話をすると、自分がどうしたいのかクリアになりました。
2は仕事が休めず、行けませんでした。3はセカンドオピニオンを受けた時期に予約して、20分たっぷり相談しました。
2と3はまずは予約が必要です。乳がん専門医は毎日はいないので、ネットで調べてください。
(私が電話したのは2015年12月です。もし、仕組みがかわっていたら、ごめんなさい)
いろいろご心配していただいて、本当にありがとうございます。
実は今日アップしたブログで書いたように、僕と彼女は標準治療外の治療も検討しています。
その前提として、標準治療の範囲の彼女のステージやタイプの治療方法は網羅しているつもりです。
通りすがりさんと僕の彼女の乳がんはタイプとしては同じものになり、治療法も標準治療ではほぼ同じになります。
抗がん剤をやるかやらないか、患者が決めることはそこだけですね。
彼女は抗がん剤はやるつもりはないですし、僕も彼女の乳がんならば抗がん剤をやる必要はないと思っています。
引っ越しは彼女に少し待ってもらうようにお願いしました。
少し待ってはもらいますが、一応彼女が考えていた期間内にはできるように調整するつもりです。
プロポーズに関しては・・・
か、考えておきます。
い、いや、以前から考えてはいますが。