土日に彼女とタモキシフェンについて話し合いました。

用事をこなしたり遊びに行ったりして、乳がんについて話し合った時間はそれほど多くないです。ですが、建設的な話ができたと思います。

僕は彼女がタモキシフェンを飲むか飲まないかについて口を出すつもりはありませんでした。ですが、ルミナール型の乳がんならば、一般的にはタモキシフェンを飲むのであって、その辺りを彼女に説明した結果、話がこじれていました。

ぼ、僕の説明がくどかったんでしょうか・・・

飲むことも飲まないことも彼女の選択です。どちらにせよ、僕は尊重します。ただ、どちらの選択を取るにせよ、メリットとデメリットをよく考えて、彼女に納得した上でそうして欲しかったのです。

(追記・治療方法の「納得」については彼女との認識の違いで、非常にこじれました。今でも彼女に「納得」して欲しいことは変わりませんが、しかし、その「納得」の基準を僕が意識することは止めました。彼女自身が自分で良く考えてくれて、自分で決断してくれればそれで良しです。)

そのくらい重要な選択であることは間違いないのですから。おそらく彼女の乳がん治療に対しての一番重要な選択です。

人によっては重い副作用が出てしまうようなホルモンバランスを変える薬を5年間も飲み続けるのは、決して軽いことではないはずです。彼女にとって、そこにその副作用以上の精神的なデメリットが加わるわけです。

そしてそれで乳がんの再発率が変わることも当然重い。

焦って決めずに慎重に考えるべきです。

 

具体的には次のことをやってみるかどうかを話し合いました。

●オンコタイプDXを受けてみる

●CYP2D6遺伝子検査を受けてみる

●彼女の実家に帰って彼女の両親に相談してみる

●今一度、主治医に相談してみる

 

遺伝子検査については、僕が以前から説明はしていましたが、彼女が受けてみようかと言い出しました。オンコタイプDXは高額ですが、それでも前向きでした。

僕は遺伝子検査に関して、受けること自体はいいと思いますが、それが決定的な決断の要因にはならないと思います。

オンコタイプDXについては、よく言われることですが、今分かっている彼女のモロモロの数字と大きくは違わないものになる可能性があります。そうなると、あまりに意味がないように感じられます。ですが、オンコタイプDXは乳がんの遺伝子検査の中で一番有名でかつ信頼性の高いものだと思いますので、今いろいろなところから聞いている再発率などの数値の確度を上げることができます。その一点だけでも、やる価値は十分にあると思います。

それによって、彼女がタモキシフェンを飲む選択と飲まない選択のどちらを取った場合にせよ、納得できる度合いが高くなるかもしれません。

 

彼女は彼女の両親に、病理検査の結果と主治医の勧める治療方針をすでに説明しています。ですが、両親はどうしたらよいと思っているかは、あまり聞いていないようです。そもそも、状況を全て理解してもらえていないかもしれません。なので、実家に帰ってしっかり説明し直して、話し合ってみてもよいかもしれません。

 

彼女は手術をしてもらった病院の主治医に、病理検査の結果を聞いた以降は一度も診察をしてもらっていません。治療方針を決めたら電話で診察の予約をする段取りになっています。

ですが、治療方針を決めるための質問をするだけの診察の時間を取ってもらってもいいかもと思いました。

いろいろあって、今は僕と彼女は主治医をあまり頼りにしていません。ですが、仮にも乳がんの専門医の話を聞けるわけですから、取りあえずは聞いて損はないと思い直しました。

随分僕も偉くなったもんですね・・

 

僕は彼女がタモキシフェンを飲まないかもしれないと思った時から、このことをあまりブログに書かない方がよいかな、と迷っていました。

標準治療からすると、明らかに間違ったことをしてしまうわけですから。

ですが、乳がんの情報を集めるにつれて、今の標準治療が必ずしも万全ではないということが少しずつ分かってきました。あまり標準治療外の話に過敏になるのは止めようと思います。

しかも、タモキシフェンを悩んだ末に飲まないという選択肢は、標準治療を受ける人であっても、十分にあり得るケースだということも情報として知りました。乳がんは進行度やタイプやその他の状態によって、あらゆるケースが存在するからです。

なので、タモキシフェンを飲むか飲まないかを迷う可能性のある他の乳がんの患者さんの参考になるように、なるべく分かりやすく彼女のタモキシフェンの選択をこのブログでまとめて行こうと思います。

 

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