彼女は乳がんの温存手術を受けました。今は病理検査を待っている状態です。今月末に結果が出ます。

それまでに、できる限り情報を集めた上で、彼女と今後の治療の方針というか希望を話し合っておくつもりです。

 

最近はどこの病院でも患者の希望を聞いて治療方法を決めるものらしいです。

では、どのように患者の希望を聞いて、それが反映されるのか?

おそらく医師の側は、「やった方がいい治療」と「必ずやるべき治療」と、その二つを分けて患者に説明するだけではないのでしょうか?

この辺りは、まだ実際に説明を受けていない彼女と僕が想像でいろいろ言ってしまうのはよろしくないような気がします。

病院によっても患者の患者との話し合い方はそれぞれ違うので、あまり決めつけるのは良くないかもしれません。

ですが、乳がんの再発予防の方針を決めることは、一生ものの決断です。

少しでも早い段階から、いろいろ想定して考えておきたいところなのです。

 

手術前の針生検の結果は大体分かっています。針生検の結果と病理検査の結果は大きくは変変わらない可能性が高いらしいです。

そうすると、彼女はまずHRE2タンパクは陰性だったので、分子標的治療はしないでしょう。残りはホルモン療法・放射線治療・抗がん剤治療の組み合わせです。

それぞれの可能性について彼女と考えておきたいです。

以前にも書きましたが、僕としては、できれば最小限の治療にとどめておきたいところです。

そして、彼女が乳がんになったことを機に十年の計で健康的な生活を習慣をつけて行きたいと思っています。

 

彼女がお世話になっている病院の治療方針は、手術をした時にもらった冊子に詳しく場合分けされて書いてあります。

針生検の結果と、その場合分けされた治療方針を照らし合わせれば、彼女が受ける可能性のある治療法を予測できて、情報を集めるべき範囲は予想できます。

今はネットでいろいろな情報を公開している病院や医療機関が多いです。ブログに治療体験を書いてくれる人も多いです。

それらをどんどん検索していって、情報を集めて行こうと思います。

また、医者が書いている本も多く出版されてます。ネットで注文すれば最近はすぐに届きます。乳がん関係の本も少しずつ集めて読んで行こうと思っています。

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彼女の温存手術後はじめての診察に行ってきました。

メスを入れた部分と脇のセンチネルリンパ節生検をしてもらった部分から、少しずつではありますが溜まった液体を注射針で抜いてもらいました。

手術部付近からは約8ccの液体が抜けたそうです。彼女はだいぶ楽になったと言っていました。

傷部分に貼ってあった医療用テープも新しいものに変わり、これからは自分で二日に一回換えるらしいです。

これで手術に関してはほぼ終わりです。一応何かあったら連絡を入れた上でなるべく早く来院して下さいとのことですが、彼女の場合はほぼ大丈夫だろうとも言っていただきました。

次に病院を訪れるのは、病理検査の結果が出る3月下旬の日です。

以前のブログでも書きましたが、病理検査の結果と手術前の針生検の結果は、大きく変わることはないらしいです。

なので、彼女の乳がんのタイプはある程度今から予想できます。それによって医師がすすめてくれる治療方法もある程度は予想しておくつもりです。

最近の医療の傾向、特にがん治療の傾向からするに、医者が良いと思った治療方法を有無をいわさず患者に押し付けるということは、まずないと思います。

また、今彼女がお世話になっている病院はそういった傾向が強い病院です。患者が医師からアドバイスを受け、自分で良いと思われる治療方法を選択する、そういう流れになると思われます。

病理検査の結果を待たずに、ある程度はどういう治療を受け入れるのか、彼女と話し合っておくつもりです。

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前回のブログを書いていて、改めて彼女に手術の感想を聞いてみることにしました。

僕の感じた手術の感想と彼女の感想で同じだったところは、乳がんの手術は全体としては問題なく終わった、ということです。

彼女は乳がん以外にもいくつかの手術を経験しています。全身麻酔も何度も経験しています。

それぞれの病気やケガの程度にもよりますが、彼女が今まで経験してきた手術に比べて、手術前の準備や手術後の痛みや処置の手間など、楽だったと言っていました。

乳がんの手術は手術をした次の日には自分で歩けるのが一般的なようです。なので、乳がんは手術自体は比較的安全で健康面で大きな問題がないということは間違っていないようです。

ですが、はやり、女性にとって乳房にメスを入れるということは精神的につらいことです。彼女も手術の安全性自体はまったく疑っていなかったようですが、部分切除した後の乳房の形は非常に気になっていたようです。

当たり前ですね。例え乳房ではなくても、体のどこであったとしても、手術で形が変わるのならば、男女問わずそれが一番気になるところのはずです。

これに関して、彼女自身は納得できたようです。ですが、僕にはその気持ちを推し量ることはできません。もしかしたら無理をして自分を納得させているのかもしれません。

この他にも不安だった点は細かくいくつかあったと言っていました。しかし、それらはどれも大きな不安ではなかったようです。

手術の説明を非常に細かくされて、何枚もの同意書にサインをさせられたことが少し嫌だったと言っていましたが、これは今の病院の事情を考えれば仕方のないことです。

僕も手術の説明を受けた時に一緒に聞いていましたが、「こんなに患者に全ての了解を取らないと、患者に訴えられる可能性があるんだろうなあ・・」と思いました。

彼女が手術してもらった病院は、乳がんの治療の最先端を行く病院の一つです。最先端なのですから、当然他の病院ではやっていない基準のことをするわけで、それで悪い結果が出てしまったならば、裁判を起こされた時に分が悪いのかもしれません。

まあ、病院を信じて、同意書のサインくらいはいくらでも付き合ってあげましょう。

それと、手術の直前に家族と別れて手術室に向かっていき、手術台にのぼった時はとても不安だったと言っていました。全身麻酔の手術だからこそ、麻酔をするまでの時間が逆に緊張してしまうのかもしれません。緊張のために血圧が上がってしまって、しばらく間を置いたらしいです。

ですが、こちらの病院のスタッフさん達はみなさん親身で親切だったらしく、すぐに安心できたらしいです。麻酔担当の医師が手をさすってくれたらしいです。

また、5週間後に分かる病理検査の結果は、彼女も非常に心配しているとのことです。これは僕も心配ですが、今からいろいろ考えても仕方ありません。

場合によっては抗がん剤治療を省略できる場合があるので、それは期待しますが、期待しすぎずに待つことにします。

そして、彼女が今回の手術で嬉しかった点がありました。入院した部屋が4人部屋だったのですが、同室の人たちが全員彼女と同じくらいの乳がんだったらしく、励ましあったり、情報を交換できたりしたそうです。

それがとても励みになったそうです。

病状や手術の程度が同じだったとしても、それに対する感じ方は人それぞれです。回復の速さや痛みの程度もそれぞれのはずです。

それらを共有できたことは、彼女にとって一番大きかったようです。これはがん専門の大病院だったからなのかもしれません。

乳がんの状態の近い人たちと多く接することができたようです。

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