タモキシフェンの実力は

情報まとめタモキシフェン

タモキシフェンの効果について、僕が見つけた情報の中で、他ではあまり見られない情報をあげてみます。

 

まず、一番印象的だったのは、某「がん検診はしない方がいい」と言っている医師の著書です。それ系で、一番有名なあの人ではない医師です。

その医師は、基本的にがん検診は一切受けない方がいいと言っていて、がんの治療も基本的には行わない方がいいと言っています。す、すごいですね・・・

それが事実なのかどうかは、僕には分からないですし、僕がそれにどうこう言っても意味のないことでしょう。しかし、一つ僕にも言えることがありました。

この医師が「あらゆる(広義の)抗がん剤の中でタモキシフェンだけが延命効果が確認されている」と書いていたのです。

こ、これは情況的に、意味があることだと僕にも言えるような気がします。がん医療をほぼ完全否定している医師にこう言わしめるとは。

まあ、この医師は効く効かないの論文=データがあるかないかで本を書いている人なのですが、タモキシフェンは古くからある薬なので臨床データが豊富だからこういう書き方になったのかもしれません。

 

次に印象に残っているのは、がん治療に否定的な発言で、一番有名なあの医師のセカンドオピニオンで聞いたことです。

(「がんは治療するな」とか「がん検診は受けるな」とか、そういうことを言う医師の話ばかりしてすいません。僕は人の意見を聞く時に、ある考え方と真逆な意見を持っている人に注目します。もし否定的な考え方の人ですら肯定するような事実があるならば、その事実は相当な信頼性があると考えるからです。最初にあげたタモキシフェンの例はそれにあたります)

まず、「タモキシフェンにはがん細胞を殺す力はない」と言われました。

いきなり衝撃を受けましたが、よくよく考えてみると、タモキシフェンはルミナール型乳がんのがん細胞増殖の要因になるエストロゲンとの反応を抑えるだけですから、がんの成長を止める効果しかないのは自明でした。

タモキシフェンには抗がん剤のようながん細胞を殺す力はありません。

しかし、ここで疑問がわきます。タモキシフェンを飲むと10年間の転移再発率が~~%下がるという風に言われていますが、あれは何ぞや?と。

もしかして、タモキシフェンは転移再発までの時間を引き延ばすだけで、10年以内の再発が10年以降になるだけなのでは?と思い、聞きました。

そうすると、答えは「そうだよ」でした・・・

さすがは「がんは放置しろ」とおっしゃる医師ですね・・・

衝撃を受けて、口をぱくぱくさせていると、続けて、一応安心させてくれることも言ってくれました。

「その引き延ばす期間は、人によって短かったり長かったりして、場合によってはそれが『一生』になるよ」と。

確かにそういう状態ならば、なんとなく想像ができます。がん細胞が体の中にはあるけれど、大きくならない状態です。「寛解」と呼ばれる状態なのではないでしょうか。

つまり、タモキシフェンを使って下げられる転移再発率は、全てこの「寛解」だと言えるかもしれないのです。

 

分かりません。これが正しいのかどうかなど、素人の僕が何を言っても意味のないことです。

ただ、一つだけ僕にも言えることがあります。この考え方だと、転移再発するしないに関わらず、タモキシフェンを飲んだことは有効だった可能性がある、と言えるはずです。

再発しなかったのならば、それはタモキシフェンが効果を発揮したのかもしれません。しかし、もしかしたら飲まなくても再発しなかったかもしれません。それは分かりません。

しかし、実は転移再発してしまった時には、確実にタモキシフェンを飲んでいた意味があった、と言い切れるのです。

ルミナールタイプの乳がんならば、タモキシフェンを飲んでいたことによって、転移再発までの期間を確実に遅らせているはずなのです。飲んでいなかったらもっと早く再発していたはずなのです。

この事実は大きいと思います。

 

 

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