前回のブログで「彼氏の方は彼女が乳がんになった結果の女性的な魅力について気にしていないのに、彼女の方が彼氏が気にしていると思っている」のではないか、という僕の考えを書きました。

この「気にしていない」というのは、良いようにも取れますし、悪いようにも取れますよね。

自分の女性的な魅力以外の部分を見てくれていたんだ、と取れますし、自分の女性的魅力の部分は見てくれていなかったんだ、とも取れます。

良い解釈も悪い解釈もできる。でも、心に余裕が持てない状態なら、悪く解釈してしまうものですよね・・・

こういう状況で、彼女が彼氏に愚痴を言ってしまうことは仕方ないと思います。

ですが、これは彼氏にとってもキツいはずです。

自分が「君が乳がんになっても、僕の君に対する想いは変わらないよ」と心から言っていても、それを否定されて「あなたは私を捨ててもっと女性的魅力がある女と付き合いたいと思うような不誠実な男でしょ」と暗に言われてしまうのですから。

ここまで露骨なやり取りにならなくても、もう少し軽いこういった意味合いのやり取りが男女二人の間で起こることは十分にあり得ると思います。

ここで僕はいくつか確信をもって言えることがあります。

まず、彼女が乳がんになって、彼女の健康よりも彼女の女性的魅力が落ちることを気にする彼氏などは絶対にいないと思います。そんな男がいたら、本当にサイコパスだと思います。

でも、だからと言って、それを彼氏が必要以上に彼女に訴えることも良くないということです。彼氏を信じられないのは、彼女の弱さからくることです。そして、乳がんにショックを受けて精神的に弱っている彼女が、弱音を吐くことは当然なのです。

彼氏が彼女の治療をサポートすると決めたのならば、物理的なサポートも大切ですが、精神的なサポートの方が重要だと思います。

彼氏はただ黙って彼女のそばにいればいいんだと思います。よ、余計なことは言わない方がいいですね・・・

 

女性ならば自分の女性的魅力を気にかけない人はいません。

気にかける程度はそれぞれでしょうが、男性が思っている以上に女性は自分自身の女性としての魅力を気にしています。

結局のところ、乳がんになって「彼女の女性的な魅力」を気にしているのは、彼氏ではなくて彼女自身なのです。

このことを気づけずに、彼女が彼氏を責めると、彼氏にはいろいろ疑念が生まれてしまします。

「俺がお前を性的な目でしか見ていないと思っているのか?そういう風に俺は見られてたんだな」

とか

「俺が気にしてないのに、あいつは自分の女性的な魅力ばかり気にしている。俺と別れた後、他の男と付き合うためのことばかり考えているな」

とか。

 

なんというか、本当に悲しいですよね・・・

どちらも相手のことを考えているはずなのに、男女の考え方の違いから、理解し合えない結末です。

男女お互いの欲求の違いを理解すれば、ある程度は分かりあえるのだと思います。

なので、僕は男を代表して、男の欲求をさらに書き進めて行こうと思っていましたが・・・

なんか、書いてて悲しくなってきました。

「男ってのはこういうもんだから、許してね?」と必死に書いているような気分になって・・・

じ、次回以降に続けられたら続けますね・・・

 

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「彼女と別れるかも」と口走った回のブログを書いている時に、「彼女が乳がんになったら彼女を捨てる男」の気持ちを垣間見た気がします・・・

取りあえず、最低ですね・・・

僕はそんなことを思う男なんて、ごくごく一部のサイコパスのような男だけだろう(笑)などと気楽に考えていました。

自分がそれに当てはまることになるとは・・・

ここ数日かけて、あの時の自分の心情をよく思い出して整理しようと試みてます。

 

その結果、断片的にではありますが、いくつかこうだと言い切れることがまとまってきました。

自分の心情として言えることもありますし、一般的な男性に大体当てはまるであろうと思えることもあります。

 

まず、はじめに一つ言い切れることは、「彼女が乳がんになって女性としての魅力が落ちた→だから別れる」という、安直な図式には基本的にはならない、ということです。

男性が女性と付き合い続けていて、相手の女性のことをずっと「女性的な魅力」の視点のみで見続けるということは、まずありえません。

必ずそういう見方以外に目が向いて行きますし、そういう見方以外の見方の割合の方が大きくなっていきます。

そして、付き合い続けた結果、「あなたは女性的な魅力が落ちたから別れたい」などと思う男性は本当にごく少数のはずです。

そういう理由がメインで別れたいと思う人はほぼいないのではないでしょうか。

初めからそういう(性的な?)結びつきのみで付き合っているのなら、別れようと思うのかもしれません。それだとそもそも「付き合っている」と言ってよかったのか、微妙ですが・・・

この原理で行くと、そういう男性は、女性と付き合い続けて、女性が一定の歳になると別れる、ということになってしまいます。

そんな人は少ないはずです。むしろその逆で、付き合っている女性が歳をとった方が、実際に男性が女性と別れる決断をする可能性は低くなるのではないでしょうか。

付き合っている女性が歳をとるということは、同じように男性も歳をとるということ。男性が歳をとって落ち着いてくるから、別れる可能性が減るのでは?という考え方もできます。

が、それも影響としては小さいと思います。男が年齢によって落ち着くのは十年二十年の単位です。

 

もし、女性が乳がんになって、そして付き合っていた男性と別れるかもしれない、となっても、それは「女性的な魅力が落ちるから」という理由からではないです。

キツいことを言ってしまいますが、女性の側からすると

「私の女性としての魅力が落ちたから、彼が別れると言い出した」

と、思い込んだ方が楽なんだと思います。

実際にそんなことを彼氏が感じても考えてもいなかったとしても、彼女はそう思い込んでしまう可能性があります。

どんな病気であれ、その病気を乗り越えるのには精神力が必要です。

普通の女性であれば、大病を患ってもなお気丈に振舞える人の方が、一部のとても強い部類であって、多くは不安定になるはずです。

精神的に不安定になれば、感じ方や考え方も不安定になり、客観的な見方ができなくなってしまうこともあるはずです。

というか、むしろ普通は自分の大病など、客観的に見れるはずはないです。

そして、僕から見ればありもしない「私の女性的な魅力が落ちた」的な考えに陥ってしまうような気がします。

「私の女性的な魅力が落ちて、彼氏が別れたがっている。無理をして私と付き合ってくれ続けようとしている」という、妄想的な考えに陥ってしまうかもしれません。

下手をすると、男性側も同じような「彼女の女性として魅力が落ちた」妄想に陥るかもしれません。

そう彼女が言ってきたら、「本人(彼女)がそう言っているんだから、そうなんだろう」と意味不明な納得をしてしまうかもしれません。

この場合の「本人」は、どう思うかの主体である男性、つまり自分なのにです・・・

 

ですが、もう一度言います。

彼氏側の主観で、乳がんによって彼女の「女性的な魅力が落ちる」などということは絶対にないです。

おそらく、その考えは彼女自身や彼氏に降りかかる多くの苦難を「女性的な魅力が落ちる」ことのせいにしてしまおうとする心理状況から来ています。

 

人が、自分自身を見つめることは、実は非常に辛くかつ難しいものです。

大病を患っている時に、自分自身の考え方を自分自身で正確に把握するのは、そもそも無理な話なのです。

 

「乳がんによって私の(彼女の)女性的な魅力が落ちる」

という妄想は、取りあえず一旦捨てておくことが必要だと思います。

 

 

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前回のブログ前々回のブログの補足、というか、お詫びをしたのですが、今回のブログでも、前々回の書きなぐった回の補足をしたいと思います。

今回は本当に前々回の補足です。

まず、始まりで「発破をかけよう」と書きましたが、普通に読んでもこれは何かわかりませんね・・・

これは、僕が彼女に「最小限の治療を望むのならば、その分、生活習慣や食生活を良くする努力の覚悟が必要だ。その覚悟があなたにはあるのか?」という意味合いのことでした。

彼女は乳がんが発覚してから、生活習慣や食生活を改善しようと思う意思はありました。

意思はあったのですが、客観的に見て、あんまり変わってはいませんでした。

いや、変わってはいるのですが・・・

僕から見ると、ちょっと足りないような気がしてました。そして、今月の終わりには、治療方針決定の時が来るのです。そこで決めた治療方針は後からは変えられません。

治療方針と彼女の心がまえは、ある程度合致していなければだめです。

なので「発破をかける」つもりでした。

そうしたところ、彼女から衝撃の言葉、「ホルモン治療もやりたくない」が出てしまったのです・・・

その時の僕の心情はもう存分に書かせてもらいましたので、この話はここで終わりましょう・・・

 

他の補足をします

僕は「彼氏の心情 彼女の心情」というタイトルで2回ブログを書いています。これ以降も何回か続けていくつもりでした。

ですが、もはやそんな内容をすっ飛ばして前々回のブログを書きなぐってしまいました。

もはや、乳がんになった女性の彼氏の一般的な心情も何もあったものではない状態です。

本当に申し訳ありません。

 

もう一つ補足をします

前々回のブログの半ばで、乳がんを「放置」するということを書きました。

これは、このブログで今までは一切書かなかったのですが、僕の中では非常に大きな問題です。

いずれまとめて少しずつ書いて行こうと思っていますが、ここでは詳しい内容は書かないことにします。

非常に大きなテーマであって、簡単には書くことはできないのです。なので、取りあえずは後回しにします。

気になる人は「がん 放置」「標準治療 放置」「放置療法」などで検索してみて下さい。

 

最後にもう一つだけ。

「抗がん剤」についてです。

前々回のブログで「抗がん剤」という言葉を使いましたが、それは化学療法に使う薬のみを指して使いました。

タモキシフェンのようなホルモン治療に使う薬も、広義にはがんに抗する薬なので「抗がん剤」と呼ぶようなのです。

僕が今まで調べて得た知識では「抗がん剤」というと、上記のどちらの使い方もしている感じでした。

今のところどちらの使い方が妥当なのか僕には分からないので、このブログ内では「抗がん剤」を「化学療法を行う時に使う薬」としておきます。

ホルモン療法や分子標的治療などに使う薬は、このブログ内では抗がん剤とは言わないことにします。

多分ですが、皆さん、両方を曖昧に使っているんじゃないかと思います。

 

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