行ってきました。遅くなりましたが報告します。

結果から言うと、針生検に比べて大きくは変わらなかったですが、細かくはいろいろ変わりました。

そして、これはかなり意外なのですが、全体として乳がんの進行度や悪性度の評価が大きくは変わらなかったのにも関わらず、ホルモン療法、放射線治療、抗がん剤治療を、一応すべてすすめられました。

こういうものなのでしょうか・・・

抗がん剤治療については、変な話「勧められた」とすら言えないかもしれないくらい、弱くすすめられました。

自分で書いていても何を言っているのかよく分からない感じにはなりますが、実際に聞いた話をよく思い出してみても、よく分からない感じにしかなりません。

「やった方がいい」とも「やらない方がいい」ともはっきりとは言われませんでしたが、なんとなく「おすすめされた」という感じです。

まあ、要するに本当に微妙なところなんだと思います。

と、いうことは、ルミナール型の彼女の乳がんにとってホルモン療法は必須になります。

放射線治療に関しては、局所の治療に関することなので、上記の話とは少し違います。ですが、こちらは確実に「勧められ」ました。

これには明らかな理由がありました。がんの取り残しということではありません。手術自体はとてもきれいに成功した形になっていたようです。

理由は次回詳しく説明しようと思います。そもそも僕自身も少し調べてから、情報をまとめたいと思っています。

 

彼女は抗がん剤をすすめられたことにショックを受けていたようです。

主治医の先生は、手術をする前には、どうやら抗がん剤はやらなくてもいいような感じのことを言っていました。

それに手術でリンパ節の転移が無しだとなっていました。それらを受けてのショックのようです。

まあ、彼女が感じるショックのレベルは、普通の人からみるとそれをショックと呼ぶかどうか分からないレベルなのですが・・・

今日は二人とも他にも用事がありましたので、まだゆっくりと病理検査の結果を考察できていない状況です。

明日明後日に、落ち着いてじっくり考えてみたいと思います。

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手術から約1週間経ちました。

今はメスを入れた痕に医療用のテープを貼っていて、これを半年くらい続けるらしいです。2~3日置きにテープを貼りかえるらしいです。

傷跡はまだ少し熱をもっていますが、これは普通のことらしく、特別な問題は起きていません。

(追記・訂正・僕が勘違いしていたことが後から分かりました。正しくは、退院から退院後最初の診察までの約一週間くらいは特殊なテープをはがさずに貼り続け、その診察以降は三日間の間隔で自分で貼り変えるテープに変更し、それを半年間続けるらしいです)

 

彼女の乳がんの手術に付き添って、感じたことや、知っておくと安心できることなどの感想をまとめてみます。

彼女が手術をしてもらった病院は本当に素晴らしい病院だったので、もしかしたら恵まれた環境ゆえのお気楽な感想になってしまうかもしれませんが、率直に書いてみます。

 

手術を受ける前からある程度予想はしていましたが、乳がんの手術自体は他のがん程に心配するような手術にはなりません。

手術の成功や失敗によって、患者の身が危険に陥るといったことはほぼないはずです。

彼女の手術の経過でも、全身麻酔以外は危険なことは全くありませんでしたし、全身麻酔も今の医療技術ならば危険なものではないと思います。

入院時や入院中に気を付けるべきポイントはそれぞれお世話になる病院によって違うと思われます。僕の視点から見て、彼女が特別困っていることはぼぼないように見えました。

ですが、よくよく考えてみると、改めては彼女に入院時の感想を詳しくは聞いていないので、次回のブログは彼女にもう一度よく入院時の話をよく聞いてみて、それをまとめてみたいと思います。

とりあえず、今回は僕の視点でまとめておきます。僕の視点で見て、気になったことは、大きく分けて3つです。

〇手術後の乳房の形
〇リンパ節転移の有無
〇取り出したがん細胞の病理診断の結果

です。

手術後の乳房の形については・・・
なんというか、これについても、僕が言及できることは少ないです。

僕には彼女が健康でいてくれることが一番なので、美容的なことについてまであまり考えが及びません。

ですが、彼女自身や、他の多くの乳がんの患者さん達には大きな問題なのだと思います。彼女のお母さんも、とても気になさってました。

温存を選ぶか全摘を選ぶか。どの病院で手術してもらうか。手術の前にいろいろ決めなければならなかったのですが、彼女は結果としてとても良い選択を出来たようです。

以前にも書きましたが、温存手術をすることは医師と患者が話し合って決めます。その時に、医師が患者の乳房の大きさや形、乳がんの大きさや位置などを考慮して温存手術をした方がいいか全摘手術にした方がいいかアドバイスをします。

つまり手術をした後の状態を先に予想してアドバイスをくれるのです。そしてその上、その手術をしてくれるのもその医師です。医師の経験と腕ですべてが決まります。

信頼できる病院の信頼できる先生に手術をしてもらえたならば、幸運だと言えます。

 

リンパ節の転移については、僕の彼女の場合は、ほぼ大丈夫だろうと思っていました。ですが、どんな乳がんの手術でも、必ず脇のリンパ節転移の有無は確認します。

手術の前からリンパ節に転移があることが分かっている場合のことは、今回の彼女の手術では分かりませんでした。なので、あるかどうか分からない場合の手術のことを書きます。

脇のリンパ節の転移の有無を調べるために「センチネルリンパ節生検」をしました。これは今はどこの病院でもやることで、保険が適用される検査らしいです。手術中にやります10分~15分くらいで結果が出てしまうものらしいです。

手術の前日に乳がんがある部分の近くにマーカーとなる注射をしておいて、それを頼りに手術中にその部分から最初にリンパ液が流れ着くリンパ節(センチネルリンパ節)を見つけて、そのリンパ節にがん細胞がないか生検します。センチネルリンパ節にがん細胞がなかったならば、乳房のがん細胞を切除して手術は終わります。

リンパ節にがん細胞が見つかったならば、脇のリンパ節の「郭清」をします。脇のリンパ節は乳がんが一番転移しやすい場所なので、一昔前はそういった生検をせずに最初から取り除くことが多かったらしいです。

ですが、現在ではなるべく体に負担をかけないように、メスを入れる部分を最小限にするために、センチネルリンパ節生検が手術中にでるようになっているのです。

彼女の場合も、この生検をしてもらったおかげで、脇のリンパ節はほぼ何もせずに残されたわけです。

 

取り出したがん細胞の病理診断の結果については、約5週間後に分かることになっています。いわゆる、がんの「顔つき」などと呼ばれたりする、悪性度のようなものが、詳細に調べられます。

それによってこれからのがんの治療方針が決まります。彼女の場合は、手術の前の針生検で「増殖能が高い」となっていました。それが気がかりです。

ですが、それ以外は一般的な乳がんでした。この辺りがどうでるのか心配です。できれば、抗がん剤治療を省略できるくらいの結果だと良いのですが・・・

 

彼女はもう退院していますが、退院日から一週間後にメスを入れた部分の傷の状態を確認するための診察を受けることになっています。それ以外は特に必要な治療はなく、とりあえず病理検査の結果を待つだけです。

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前回のブログで、乳がんの手術の結果として二つ重要なことがあると書きました。

部分切除した時の乳房の形と、病理検査の結果です。

ですが、もう一つ重要なものがありました。それはリンパ節に転移があるかどうかです。

彼女は脇にもしこりがありました。そのしこりは2回の細胞診の結果、良性となっていました。

それでも細胞診の結果は針生検に比べて確実性が低いらしいですし、そもそもしこりがなくともがん細胞が見つかる可能性はあります。

なので、手術日に乳房の腫瘍と取り出すことと同時に行うセンチネルリンパ節生検の結果は非常に重要なものでした。センチネルリンパ節生検とは、乳がんのある部分から一番最初にリンパ液が流れていくリンパ節を特定して、そこにがん細胞がないか調べる生検です。

 

そして、突然の報告で申し訳ないのですが、彼女は昨日手術をしました。

 

前回のブログで書いたように、彼女の乳がんの手術自体については何も心配事はないと思ってのぞみました。

しかし、よくよく考えてみると、脇のリンパ節の転移がないことは確定ではなかったので、手術の直前に非常に心配になった次第です。

ですが、大丈夫でした。結果を報告しますと、脇のリンパ節転移はなかったです。その他、手術も予定通り問題なく終わりました。

手術をして下さった先生から、手術が問題なく終わったこととリンパ節に転移がなかったことを聞いた瞬間に、僕は少し泣いてしまうくらいあらゆる感情に包まれたのですが、それはあまりここでは書かないことにします。

このブログを読んで下さる人の中には、僕と反対の感情を抱くことになる人もいるかも知れません。

少しでも多くの人に有用な彼女の乳がんの治療記録をネット上に残しておくために、これからもできるだけ客観的に情報や体験をまとめて行こうと思っています。

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