昨日は彼女の引っ越し先を決めるために不動産屋めぐりをしてきました。

あまり乳がんのことばかり考えていても気が滅入るので、気分転換のつもりでいくつも駅を回ろうと思いました。

朝から出発できましたし、意外と段取りも良く、いくつも町を回れました。その中の彼女が気に入った町では、不動産屋に部屋を見せてもらうこともできました。

そういった現実的な成果は、まずまずあげられたのですが・・・

 

な、何かがおかしいです・・・

何か、デジャブのようなものを感じます・・・

なんというか・・・

彼女との物件についての話のやり取りが、ここ最近の彼女との乳がんについての話のやり取りと構造が同じなのです・・・

 

彼女は引っ越しを決めました。引っ越し先を探さねばならない。僕はそれを手伝う。サポートする。

彼女の部屋なのだから、最終的に決めるのは彼女。だから僕はなるべく客観的に自分の分かることをアドバイスする。僕の知っていることや思ったことを彼女に言う。

彼女が「あなたは私を~に住まわせようとしてるでしょ」と言い出す。

僕は「そんなことはない」と否定する。そしてそれ以降はなるべく「僕ならば~こういう探し方にする」的なアドバイスを止める。情報だけを出すことを心掛ける。

彼女が望む条件の物件が、予算内でなかなか見つからない。そうすると彼女は、どんどん高い物件に目がいく。予算をオーバーしても「なんとかなるでしょ」と現実的なお金の計算をしない。

おそらく、なんとかならない・・・

 

今このブログを読んで下さっている方には、僕にも彼女にも、いろいろな意味であきれた方が多いかもしれません。特に、今までこのブログを読んで下っていた方は、あきれ具合もひどいかもしれません・・・

申し訳ありません・・・

 

もし今日僕が書いたことが客観的に間違っていなかったら、これまでこのブログで僕が書いてきたことは、乳がんの治療とは直接何も関係がなかったのかもしれないのです・・・

ただの中年バカップルの、日常的な口喧嘩だっただけなのかもしれないです・・・

乳がんについて話そうが、引っ越しについて話そうが、他のことだろうが、話し合う内容とは関係なく、ただの二人の性格からくる口喧嘩のパターンだったのかも。

居丈高に「無治療と無謀は違う!」などと言っていたことが、恥ずかしく思えてきました・・・

ど、どうしましょう?

 

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今日は彼女に映画を誘われたので、夕方からディズニー映画を見に行ってこようと思います。

い、息抜きはしましょう。そ、そういう時間は大切です。

 

僕は今日の午前中、昨日セカンドオピニオンを受けてきた某有名がん放置療法の先生の否定本を読んでいました。

この先生は著書が多く読まれているので、それに対する否定本も出ています。

この否定本はただ否定の情報が載っているだけではなく、読んでいて面白いようにも構成された本で、ぐんぐん読めます。

書いてある内容も非常に良心的かつ理論的でありがたいです。

本当に正しい理論は、批判や疑問を投げかけられるほど、逆にそれが正しいことが明らかになるものです。

そういう意味で否定本は重要ですし、また、関連した情報も同時に得られるので、それも重要です。

要するに、情報はいろいろな角度から見ることが大切だと僕は思ってます。

 

しかし、セカンドオピニオンで有名な医者の話を聞いて、その直後にその先生を否定する本が読みたくなって、ネットで注文したら、次の日の朝に届いて午前中に読んだわけです。凄い時代ですね。

 

それと、これを書いている最中に彼女が、映画から帰ってきたら、乳がんの再発率などの数字を図かグラフにして説明してほしいと言ってきました。

はりきり過ぎて彼女がドン引きしないように注意しながら、僕のできる限界まで分かりやすく説明しようと思います。

 

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よく考えると、このブログの話題の中心のはずであるところの、乳がんになった彼女の紹介というか説明をあまりしっかりとしていませんでした。

一応、紹介しておかないとだめですよね・・

 

彼女は僕と同じアラフォーです。少しだけ年上です。地方出身で現在東京で一人暮らしをしています。

見た目はとても女性らしく、性格は男性以上に男らしいです。彼女は町を歩けば見知らぬ人に平気で喧嘩を売ります。それを必死に止める僕がいます・・・

人と打ち解けるのが上手で、誰とでもすぐに仲良くなります。彼女が性別問わず誰とでも仲が良くなれるのは凄いと思うのですが、仲良くなると性別を問わず自分から下ネタを言い出します。それを必死に止める僕がいます・・・

好きなものを食べ始めると止まらなくなります。彼女はお酒は飲まないのですが、お酒のつまみのようなものが好きで、スルメイカだろうとカワハギの干物だろうと、2~3袋を一気に食べてしまいます。大体僕がいないところで一気に食べるので、それを僕は止められません・・・

ま、まあこんな感じの彼女です。

一言でいうと豪気な人です。そして、少し・・・いや、かなり自分の体のケガや病気を恐れないところがあります。

そういう部分でいつも彼女と意見が食い違います。

僕も自分の体をそこまではいたわってはいませんが、それでも、彼女の自分の体に対するケア意識の低さが我慢できない時があります。

僕が何も言わないと、普通に歯をみがかずに寝たりするんですよね・・・外出する時は、必要以上におしゃれして身ぎれいにしようとするのに・・・女性はこういうものなんですかね・・・

 

彼女の愚痴はこの辺りにしときましょう。きりがなくなりますからね。

こういう感じなので、僕は彼女の乳がんの治療にのぞむ心構えが心配でなりません。お願いだから、もっと危機意識をもって自分の体をケアしてほしいのです。

がんの治療方針は他の病気に比べて患者の希望で決める割合が多いはずです。がんの治療に関しては、まだわかっていないことが多いのです。

僕の考えは、乳がんに関して受ける医療をできれば最小限にしてほしいです。そしてその分、彼女には乳がんを機に生活習慣や食習慣を改善してもらいたいです。がんの克服だけではく、根本的な健康を目指してほしいです。

乳がんの手術を受けるための検査をした時に、糖尿病の数値やら脂肪肝やらがギリギリだったらしいのです・・・

彼女の性格だと、乳がんの治療を「たっぷり」すると、もう大丈夫だろうと健康的な生活をすることに手を抜き、トータルでは不健康まっしぐらになるような気がします。

彼女は、風邪を引いたら即、風邪薬を飲んで「これで大丈夫!」と言う人です。それを乳がんでもやってしまう可能性があるのです。それはまずいです。

 

彼女が「抗がん剤治療を受けたくない」と言っていた時は、もしかしたら今書いたような僕の考えを理解してくれたのかと思いました。治療を少なくする分、これから健康的な生活をしよう、と思ってくれたのかと思いました。

でも、全然違いました。放射線治療もホルモン療法も受けたくないと。単に苦しかったり、面倒くさかったり、見た目が悪くなったりするのが嫌だっただけでした。

治療の辛さと、乳がんの再発の危険性を比較していなかったのです。今の苦しみと将来の苦しみの天秤がなかったのです。今、楽をしたいだけだった・・・

これではいけないけれど、僕が彼女に健康的な生活を強制してもやはりだめでしょう。

健康的な生活は、本来、苦しいものではないのです。自然の食べ物をできる限り自然のまま食べる。少し汗をかくくらいの軽い運動をする。そうすれば、気持ちよく寝ることができ、次の日も気持ちよく生活できるようになる。

僕が率先して健康的な生活をすることにしました。そして、その生活ぶりを彼女に見せて、その気持ち良さを彼女に伝えようと思いました。

彼女が乳がんの告知を受けてから、僕は好きだったラーメンをほとんど食べなくなりました。野菜や果物を意識的に食べるようにしました。

僕は散歩をすることが以前から好きだったのですが、積極的に彼女を散歩にさそうことにしました。

 

その結果・・・

僕がどんどん健康になって行きました。

あれ?

 

僕は標準体重よりは太っていたのですが、彼女が乳がんの告知を受けて、僕自身が積極的に健康的な生活をした結果、僕はほぼ標準体重になりました。

味の濃い食べ物が好きでしたが、今は薄味の料理で素材の味を楽しむのが好きになりました。外食は塩からく感じるようになってきました。

甘いお菓子やジュースなど、以前は大好きでしたが、今は果物のような自然な甘さの方が好きです。

僕は本当に健康的な生活になりました。

これも彼女のおかげです。感謝しなければ。

ありゃ?

 

い、いや、彼女も乳がんの告知から、多分本人なりに自覚してくれて、本人なりに頑張って健康的な生活を送ってくれています。

多分、僕の見ていないところで、乾物の一気食いなどはしていないことでしょう・・・多分。

 

 

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