乳がん手術後の傷口の治り
前回の乳がんの手術後のテープ療法について、コメントでいろいろと対策を教えていただきました。
彼女はそれらに興味を示していて、いずれかの方法を試してみるかもしれません。
ただ、その前に、今やっている以前のテープをまた貼り直すという行為をやっていいかどうかについて、彼女は手術をした病院の乳腺外科に電話をかけて確認しました。
そうしたところ、かぶれなければ問題ない、という答えらしいです。
これは、実質的には「やっていいよ」という回答だと思います。そういうのは良くないんじゃないか、という僕の予想は外れてくれました。
その時の看護師の説明では、手術の傷に対するテープ療法以外の対策などの話はでませんでした。
ですが、「ケロイド体質」という言葉が出たらしいです。
簡単に言うと、手術後の傷の治りには個人差があって、中にはコラーゲンを含む皮膚が多く増殖する人がいて、それがケロイド体質と呼ばれるようです。
手術後に起こるケロイドは肥厚性瘢痕と呼ばれ、特に人体の害になることはないようです。
美容(見た目)の問題になるようです。
彼女は以前に行った別の手術の痕もそのような感じになっていて、その部分をかゆく感じる時が多いようです。
こ、これは、完全にケロイド体質の特徴と一致します。傷口が盛り上がってくるというのも、ケロイド体質の人のコラーゲンが増殖量が多い特徴と一致します。
ケロイドには種類があり、手術後に起こるような肥厚性瘢痕の場合は、手術や怪我後の見た目だけの問題になり、体への害は少ないようなのですが、そういった現象を制御することも、なかなか難しいようです。
テープ療法や、コメントで教えていただいたヒルドイドクリームなどの塗薬、ケロイド防止の飲み薬など、対策の種類自体は多いですが、どれも決定的に効果のあるものではないようです。
ヒルドイドクリームのような、ステロイド系の薬ではなく、長く塗り続けても効果が落ちない塗薬を地道に塗っていくしかないのかもしれません。
でも、クリームを塗るとテープは貼れませんよね・・・
な、なかなか難しいです。
盛り上がってきた場合には、それを抑えるためにテープ療法、盛り上がりが収まるか、最初から盛り上がっていない場合には、テープを中断してクリームを塗る、という感じにするべきなんでしょうか。
彼女は乳がんの手術をする前に、確定診断を出すための針生検を受けています。
針生検を受けた直後に、看護師さんが止血のために、かなり強めに乳房にテープを貼りました。
そして、テープを強く貼った部分がミミズ腫れになりました。
いくら強く貼ったと言っても、医療法のテープを貼っただけでそこがミミズ腫れになったことには驚きました。
このことが、現在彼女の乳がんの手術後の傷の治りがイマイチなことと関係があるのかは分かりませんが、気になるところです。
ケロイド体質の説明には、上半身の胸部や上腕部などが、ケロイドの起きやすい場所として例にあげられています。
検索をすると、ケロイド関連の記述は乳がんの情報と同時に出てくることも珍しくないです。
乳がんの手術を受けた女性で、彼女のように手術後の傷の部分の治りが悪い(というか、逆に治る力が強すぎる?)ことに困っている人は、少なくないのかもしれません。
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