前回のブログで、乳がんの手術の結果として二つ重要なことがあると書きました。

部分切除した時の乳房の形と、病理検査の結果です。

ですが、もう一つ重要なものがありました。それはリンパ節に転移があるかどうかです。

彼女は脇にもしこりがありました。そのしこりは2回の細胞診の結果、良性となっていました。

それでも細胞診の結果は針生検に比べて確実性が低いらしいですし、そもそもしこりがなくともがん細胞が見つかる可能性はあります。

なので、手術日に乳房の腫瘍と取り出すことと同時に行うセンチネルリンパ節生検の結果は非常に重要なものでした。センチネルリンパ節生検とは、乳がんのある部分から一番最初にリンパ液が流れていくリンパ節を特定して、そこにがん細胞がないか調べる生検です。

 

そして、突然の報告で申し訳ないのですが、彼女は昨日手術をしました。

 

前回のブログで書いたように、彼女の乳がんの手術自体については何も心配事はないと思ってのぞみました。

しかし、よくよく考えてみると、脇のリンパ節の転移がないことは確定ではなかったので、手術の直前に非常に心配になった次第です。

ですが、大丈夫でした。結果を報告しますと、脇のリンパ節転移はなかったです。その他、手術も予定通り問題なく終わりました。

手術をして下さった先生から、手術が問題なく終わったこととリンパ節に転移がなかったことを聞いた瞬間に、僕は少し泣いてしまうくらいあらゆる感情に包まれたのですが、それはあまりここでは書かないことにします。

このブログを読んで下さる人の中には、僕と反対の感情を抱くことになる人もいるかも知れません。

少しでも多くの人に有用な彼女の乳がんの治療記録をネット上に残しておくために、これからもできるだけ客観的に情報や体験をまとめて行こうと思っています。

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いよいよ手術の日が近づいてきました。彼女は温存手術=部分切除手術をします。入院は1週間以内で済むようです。

乳がんの手術では、手術自体の大成功や重大失敗というような評価はあまりないと思われます。乳房それ自体は体の外側にあるもので、切る際に他の臓器を傷つけることはないはずです。

また、外側にあるということは、他の臓器より「開いてみたら、予想と違っていた」ということが少ないはずです。

なので、手術自体の心配は彼女も僕もそこまではありません。全身麻酔をするので、それは少し気になりますが。

ですが、手術の結果としては心配なことが二つあります。

一つは乳房がどういう形に残るか、です。

もう一つは、乳がんの性質やタイプなどのいわゆる悪性度・顔つきなどと呼ばれるものが、手術後の病理検査によって、現時点で(針生検で)分かっているものと大きく変わったりしないかどうか、です。

どちらも実際に手術をしてみなければ分からないことです。彼女の乳がんの場合は多分そこまで深刻に取らなくていい、とは思っているのですが・・・

また、彼女が入院する病院では、手術で摘出した腫瘍とその周りにどのくらいがん細胞が残っているかを調べて、「がんが取り切れているか」を評価するようです。

その評価次第では、温存手術でも放射線治療をしないという選択肢があるようです。この治療方法が彼女に適用されるのかを、直前の診察で質問してみようと思っています。

(追記・このことを主治医に聞いてみたところ「それは病理検査の結果が出てから相談しましょう」とのことでした・・。)

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