前々回とその前の回のブログで、彼女の乳房の手術痕が少し盛り上がってきたことを書きました。(「乳がんのテープ療法」「乳がん手術後の傷口の治り」)

彼女は乳がんの手術後に医療用テープを傷口部分に貼り続けていて、半年が経過したのでテープを貼ることを止めました。

すると、少しずつ傷口部分が盛り上がってきたのでした。

おそらく、そういったことは珍しいことでも、問題のあることでもないと思われます。手術でメスを入れた部分が「瘤」と呼ばれる硬めのしこりのようになることは普通のことです。

悪いことではないはずですし、多少見た目は悪くなるかもしれませんが、仕方のないことなのではないでしょうか。

なので、「仕方ないね」で終わると思っていたのですが・・・

 

彼女が「もう一度テープを貼る」と言い出しのです。このことも前々回のブログで書かせてもらいました。

それに僕は反対しました。反対理由は、前々回のブログではあまりふれなかったのですが、簡単に言うと、彼女は加減を知らない性格だからです。

とりあえず、僕は「病院に電話して看護師に聞いた方がいいよ」と彼女に言っておきました。

看護師さんい「そういう行為はダメ」だと言ってもらえる可能性があると思ったからです。

そもそも、「盛り上がってきたから、またテープを貼ればいいや!」という発想をする女性は少ないのではないかと予想をして、「あまり事例がないことは、やっていいよとは言えない」ということになると思っていました。

また、傷口が治る過程でテープを貼っておくことは問題ないように思えますが、治った後から盛り上がりをひっこめるためにテープを貼るというは、まったく意味合いが違うので、良くない行為ではないかと予想していました。

ですが、答えはOK・問題なし、でした。

 

乳がんとは関係なく、そもそも、傷口や手術痕が膨らんで来た場合に、それをひっこめるためにテープを貼るというのは、本当にありなんでしょうか?

未だに僕はちょっと信じられないです。

いや、常識的な強さで、盛り上がってきた部分に軽く貼るくらいなら、僕も問題ないと思うのですが・・・彼女は加減を知らないので・・・

多分、ひっこめるために、これでもかと、テープをピチっと貼ったんだと思います。

そして、本当にひっこんできました。

 

彼女はかさぶたをはがすのが好きです。できものなども、放っておけば自然に治るようなものも、つぶしてしまうタイプの人です。

無理矢理つぶそうとして、失敗して酷いことになったことが何度もあります。

できものをつぶすにしたって、慎重に針や刃物を使って中の膿を上手くだせば、きれいに治る場合も多いかと思います。

ただ、できものをつぶすのには、頃合いがあります。

彼女は明らかにまだつぶす状態ではないできものを、針や刃物などを使わずに無理矢理押しつぶすのです・・・

彼女は、自分の体の怪我や病気に対する恐怖心が異様に欠如しているように見えます。。

そして、できものをつぶす前の状態よりひどくなったと言って、痛がっているのです・・・

彼女はそういう性格なのです。

 

手術の後の傷口に、医療用テープを貼っておくと、傷口がきれいに治りやすいことは事実です。

そして、傷口が治りかかっている途中からでも、再び医療用テープを貼っても問題がないことは事実のようです。

ですが、僕は彼女の性格を考えると、彼女に対してはそういった体に直接物理的な何かをすることを禁止した方がいいような気がしてなりません。

ほ、本当に大丈夫なんだろうか・・・

 

 

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彼女は乳がんの手術をした直後から、傷口に医療用テープを貼るテープ療法を行っていました。

手術をした部分にテープを貼っておくと、傷口が自然に治りやすいということらしいです。

手術をしたのが今年の2月の後半で、それ以降約半年の間貼り続けていました。

 

9月に入ってから、テープを貼り続けて半年経ったということで、テープ療法を終わりにしたのですが・・・

テープ療法を終了してから1ヶ月以上経った最近になって、傷口が少しずつ盛り上がってきたらしいです。

体にメスを入れる手術をすると、上手に手術をしてもらった場合であっても、のちにメスを入れた個所は、大なり小なり「瘤」になります。少し硬くなるアレです。

(余談になりますが、この瘤と乳がんの局所再発の見分けがつきにくい場合があって、局所再発の発見が遅れる場合もあります。これを判断するためには、医師の経験が重要になります。彼女は現在信頼できる病院に転院することを考えているは、こういったことが理由でもあります。)

 

メスが入った個所が全体的に盛り上がってきたので、局所再発とは関係がないと思われます。

一応、現在の病院の医師の触診も受けているので、その意味では大丈夫でしょう。

ですが、そういった現象があることに、彼女と僕は驚きました。

これは一般的なことなのでしょうか・・・

 

そもそも、僕は「テープ療法」というもの自体を、彼女の乳がんの治療で初めて知りました。

何度確認しても、確認する度に驚いてしまうことなのですが、テープ療法に使うテープは、普段包帯やガーゼを固定するためのテープと同じものです。

医療用テープというくくりになっていて、皮膚に優しく切りやすい、というだけの、固定目的のテープです。

そういった、いわゆる「サージカルテープ」と呼ばれるものを、ひたすら術後の傷口に貼り続けるだけで、最終的な傷口の治りが自然になるらしいのです。

2~3日に1回変えるだけでオーケーです。少し重ねるように貼ることがポイントです。

 

まあ、よくよく考えてみると、ただのテープを貼っているだけなので、そのこと自体に傷を治癒させる効果はないはずです。

ただ、医療機関が推奨することではあるので、治癒を阻害してしまって、傷の治りが遅くなることは絶対にないはずです。

そのことと、メスを使った手術の後は大なり小なり瘤ができることを考え合わせると、テープ療法の目的は「手術痕(瘤)が皮膚の外側に向かって形成されないようにする措置」ということになると思います。

じゃあ瘤が内側に向かって形成されているのか?や、そもそも瘤自体が形成されにくくなるのか?と言えるかどうかについては、調べてもそれらしい説明は見つけられませんでした。

 

メスが入った部分は、ある意味で怪我をしたと言えます。人間は怪我したら、その部分では細胞分裂が盛んになり、どんどんその部分を補う細胞(組織)が増えていきます。

テープ療法は、テープを貼ることによって、皮膚の外側に必要以上に細胞(組織)を増やさないようにするためのものと言えそうです。

出来上がった細胞(組織)に、後から手を加えて変化させようとすることは難しいことですが、治って行く過程で、治る方向を決めてやることは意外と簡単にできることだということなのかもしれません。

少し無理矢理気味になってしまいましたが、僕はこういう結論を出しました。なぜかというと、彼女が「盛り上がってきたから、またテープを貼る!」と言い出したからです。

先ほどの原理だと、いったん終わったテープ療法をまた始めるというのは、良くないことのように思えます。

テープを貼って治る方向を補助することと、治った後でテープを貼ってひっこめる?ことは違います。

 

せっかくキレいに治っていた手術部分が、テープを貼ることを止めたとたんに盛り上がってきたら、それは悲しいことだとは思います。

ですが、また貼ったからといって、それがまたキレいになるかどうかは分かりません。

おそらく、テープ療法をやって良い期間の長さと、中断していた期間の長さが問題になると思います。

「止めておいた方がいいよ。」「少なくても、医者か看護師に聞いてからやった方がいいよ。」と彼女の忠告しているのですが・・・

聞く耳を持たない可能性が高いです・・・

 

 

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彼女の温存手術後はじめての診察に行ってきました。

メスを入れた部分と脇のセンチネルリンパ節生検をしてもらった部分から、少しずつではありますが溜まった液体を注射針で抜いてもらいました。

手術部付近からは約8ccの液体が抜けたそうです。彼女はだいぶ楽になったと言っていました。

傷部分に貼ってあった医療用テープも新しいものに変わり、これからは自分で二日に一回換えるらしいです。

これで手術に関してはほぼ終わりです。一応何かあったら連絡を入れた上でなるべく早く来院して下さいとのことですが、彼女の場合はほぼ大丈夫だろうとも言っていただきました。

次に病院を訪れるのは、病理検査の結果が出る3月下旬の日です。

以前のブログでも書きましたが、病理検査の結果と手術前の針生検の結果は、大きく変わることはないらしいです。

なので、彼女の乳がんのタイプはある程度今から予想できます。それによって医師がすすめてくれる治療方法もある程度は予想しておくつもりです。

最近の医療の傾向、特にがん治療の傾向からするに、医者が良いと思った治療方法を有無をいわさず患者に押し付けるということは、まずないと思います。

また、今彼女がお世話になっている病院はそういった傾向が強い病院です。患者が医師からアドバイスを受け、自分で良いと思われる治療方法を選択する、そういう流れになると思われます。

病理検査の結果を待たずに、ある程度はどういう治療を受け入れるのか、彼女と話し合っておくつもりです。

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