前回と前々回のブログで、僕は「大人の事情」を連呼しました。
申し訳ありませんが、察していただければありがたいです。ネット上で何かや誰かを批判する場合には細心の注意が必要なのです。
僕が彼女の主治医を批判する程度ならば、個人的な恨みつらみくらいの話にしかなりませんが(本来はこれもいいことではないですね・・・)、前回と前々回の批判の内容は、現在の乳がんの標準治療に対するものになってしまいました。
多くの乳がんの患者さんが、今現在日本では標準治療を受けているわけで、それを批判することは、今まさに治療をしている医師と治療を受けている乳がん患者さんを批判することにつながりかねません。
僕としては、そういった今現在の進行形で乳がんの治療を受けている人に対して、少しでも参考になることを書き残そうと思っています。
なので、現実的に医師とのやり取りの中で、患者の選択できる部分の治療に対して、有効になる情報を集めているつもりです。
僕が彼女の主治医に対して怒りを覚えたのは、その選択自体をさせようとしない姿勢を医師が取ってきたからです。
ここで僕は、「なんでこの医師は、患者の意思を尊重しないような態度を取るのだろう?」となったわけです。
この医師が患者のためを思って、誠実な理由で患者の選択を医学的に否定したのではないことは明白でした。
その答えが「大人の事情」だったわけです。そして、大人の事情に従っているのは、どうやらこの医師だけに限ったことではないようなのです。
今現在、日本で乳がんの標準治療を行う医師は、多かれ少なかれ大人の事情を内包しています。
医療否定本で有名な某医師は、著書でも、僕と彼女が行ったセカンドオピニオンでも「日本のがん関係の医師は、とにかく患者を脅して、治療に持ち込もうとする」と言っていました。
この医療否定本で有名な某医師に対する反論として、「この医師の言うことは極端で、話を大げさに語っている」というものが多いです。なので、僕と彼女はセカンドオピニオンが終わった後で「噂通り、言ってることが大げさだったね」と言うように話していました。
しかしその後、その大げさな話だと思っていたことが、現実に彼女の主治医によって僕たちの目の前で繰り広げられたのです。
あれは、「脅された」という表現が、他の何よりも一番ぴったりする表現だと思います。
また、ネット上で乳がん患者の質問に多く答えている某医師への質問を見ていても、質問者である患者がその主治医に言われたという内容は「脅された」と言えるようなものが本当に多いです。
不必要な直接的に関係のない危険性まで患者に告げて、その医師の勧める過剰気味の治療を行おうとするのです。
このネット上で乳がん患者の質問に答えている某医師は、そういう「ここまでやる必要があるのですか?」という質問に辟易している様子でした。
僕が言っていることも、今更なのかもしれません。
以前から、風邪を引いただけの患者に抗生物質を飲ませる是非が問題になったり、血圧降下剤を上が130くらいから飲むことを推奨するのがおかしいのではないかと議論になったり、ワクチンの副作用が問題になったり・・・
日本の医療は以前から健全ではない部分も大きかったのが実態なのでした。
ですが、現在の乳がんの標準治療を批判しても、何も生まれませんね。
これからは、なるべく批判はせずに、「別の方法もあるんじゃないのかな~」的にゆるく書いて行こうと思います。
「僕なら、こう考えるな~」
「僕なら、その治療法より、こっちの治療法を取るな~」
「僕なら、その医師の言うことより、こっちの医師の言うことを信じるな~」
「僕なら、この病院を見切って、こっちの病院に転院するな~」
「僕なら、どの医師でも言ってることは結局は大同小異だと思うから、日本の乳がんの標準治療自体がおかしいんだと思うな~」
・・・
しゃ、しゃべり口調を変えても、何も変わりませんでした・・・
ぼ、僕の性格の問題でしょうか・・・
とにかく、僕は僕の視点からしか意見を言えません。素人なので、医者が言うことがおかしいと言うのは出過ぎたことなのかもしれません。
ただ、慎重に情報を集めていくと、医師の間でも意見が違っているものもあります。
それだけならまだしも、医師の間で合意されているはずのことに対して、医師自身が矛盾してしまっていることもあるのです。
温存手術の局所再発について、僕はそれを強く感じました。
「それは間違っているぞ!」と声高に僕が主張するのはいろいろと問題がありそうなので
これからは、「間違っているんじゃないかな~」くらいのスタンスで行きたいと思っています。
僕は乳がん治療の業界には、
「何か大人の事情があるんじゃないかな~」と思っています。
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