いよいよ手術の日が近づいてきました。彼女は温存手術=部分切除手術をします。入院は1週間以内で済むようです。

乳がんの手術では、手術自体の大成功や重大失敗というような評価はあまりないと思われます。乳房それ自体は体の外側にあるもので、切る際に他の臓器を傷つけることはないはずです。

また、外側にあるということは、他の臓器より「開いてみたら、予想と違っていた」ということが少ないはずです。

なので、手術自体の心配は彼女も僕もそこまではありません。全身麻酔をするので、それは少し気になりますが。

ですが、手術の結果としては心配なことが二つあります。

一つは乳房がどういう形に残るか、です。

もう一つは、乳がんの性質やタイプなどのいわゆる悪性度・顔つきなどと呼ばれるものが、手術後の病理検査によって、現時点で(針生検で)分かっているものと大きく変わったりしないかどうか、です。

どちらも実際に手術をしてみなければ分からないことです。彼女の乳がんの場合は多分そこまで深刻に取らなくていい、とは思っているのですが・・・

また、彼女が入院する病院では、手術で摘出した腫瘍とその周りにどのくらいがん細胞が残っているかを調べて、「がんが取り切れているか」を評価するようです。

その評価次第では、温存手術でも放射線治療をしないという選択肢があるようです。この治療方法が彼女に適用されるのかを、直前の診察で質問してみようと思っています。

(追記・このことを主治医に聞いてみたところ「それは病理検査の結果が出てから相談しましょう」とのことでした・・。)

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検索エンジンで「乳がん」と「彼氏」で検索してみると、彼女が乳がんになった場合の彼氏の心情がいろいろ綴られているページがヒットします。

もしかしたら、今このブログを見て下さっているあなたも、そういった内容の書き込みを期待して読んで下さっているのかもしれません。

本当に申し訳ないのですが、僕が書いているブログは、そういった感情的なものはあんまり書いて行かないと思います。

僕の彼女の乳がんは初期の乳がんですし、タイプも一般的なものです。彼女は40歳代で、一般的なルミナール型の乳がんのステージ1でした。僕も40代です。

まあ、こんな歳で彼氏彼女とか言ってないで、早く結婚しろ、っていう話ですよね・・・

乳がんは30代後半~50歳くらいで発症する可能性が高く、その年代で発症した場合は、女性ホルモンが関係している乳がんの場合が多いです。ルミナール型の乳がんというやつです。僕の彼女もそのタイプのようです。

彼氏や彼女などと言っている人達は若者が多いことでしょう。

若い女性が乳がんになった場合は、上記の女性ホルモンが関係している乳がんではない、めずらしいタイプの乳がんの可能性が上がると思います。そして、めずらしいタイプの乳がんは、一般的なタイプの乳がんに比べてやっかいな場合があります。

ちょっと強引な結論かもしれませんが、そういった事情を考えると、「彼女が乳がんになった彼氏の心情」といった書き込みには、深刻な乳がんの場合が多いかもしれないです。

いわゆる「トリプルネガティブ」のようなものなどです。

彼女が深刻な乳がんになった彼氏から見ると、僕の書き込みは彼女の病状などをあまり気にせずに他人事のように書いているように見えるかもしれません。

申し訳ないです。僕としては、乳がんについていろいろ調べて、分かったことをウェブ上にまとめるためにブログを書いています。

彼女の乳がんが根治すると確信しているから、このように軽い感じでいろいろ書けてしまうのかも知れません。出来得る限り、配慮のない書き込みは避けて行こうと思っています。

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温存手術をしてもらうことを決めてから、温存手術と全摘手術+再建のメリットデメリットを調べることになりました・・・。

調べた結果を簡単にまとめてみます。

 

メリット

温存手術
〇切り取る量が少ないので体への負担が小さい
〇自分の乳房を多く残すので精神的に楽
〇痩せたり太ったりしても、左右の乳房の大きさの変化が同一に保てる

全摘手術+再建
〇乳房を残した部分での乳がんの再発がない
〇皮膚と乳首を残して再建した場合、温存より見た目が良くなる場合がある
〇放射線治療を受けなくてよい

 

デメリット

温存手術
〇基本的に手術後に放射線治療を受けなければならない
〇乳房を残した部分に乳がんが再発する可能性がある
〇見た目が悪くなる場合がある

全摘手術+再建
〇乳房を大きく切り取るので精神的に不安
〇手術後の再建で左右の胸の大きさを揃えても、将来痩せたり太ったりして
左右の大きさやが変わる可能性がある

 

箇条書きにしてもあまり分かりやすくならなかったですね・・・

注目すべきところは大きく分けて2つです。

乳がんの乳房内での再発と見た目の問題です。

温存だと残した乳房内にがんが再発する可能性があります。これは手術後に放射線治療をすることで、かなり確率を低くすることができるらしいです。

また、どうやら、乳房内に再発してもそれは「局所再発」と言って、命の危険に直結するものではないようです。

局所再発した場合はもう一度手術で腫瘍を取ります。他の臓器への転移と再発が同時に起こる転移性再発になると、非常に苦しい状態になるようです。

もちろん局所再発がそこまで危険ではないからと言って、できれば避けたいものであることは言うまでもありません。

なので見た目(美容)的なことを一切考えずに健康最優先ならば、多分、全摘手術を選択するべきなのでしょう。

一応がんという現象以外の部分に注目すれば、手術で人の体にメスを入れるわけですから、なるべく小さく切った方が体への負担は小さいです。

そこは健康面で温存手術の方が優れていますが、手術後の放射線治療や局所再発時の再手術のことを考えれば、全摘の方が健康面では上だと思います。

ただ全摘した上で行う再建手術をした場合、それがどのくらい体の負担になるかは、今の僕の知識では分からないです。何か分かったらこのブログで報告しようと思います。

 

見た目に関して、温存手術は条件によって手術後の見栄えの良い悪いがかなり変わってくるようです。

なので温存手術後に手術前の乳房に近い状態が残る可能性を医者が予測して、温存手術をすすめたり、全摘手術+再建をすすめたりするようです。

温存手術をしても乳房の形があまり変わらない条件は

〇腫瘍がなるべく小さいこと
〇腫瘍が乳首の周辺にないこと
〇腫瘍が乳房の上の方にあること
〇乳房全体にボリュームがあること

などらいしいです。

ただ、医者もこれまでの経験と手術例から判断しますが、確実なことは実際に手術してみないと分からないようです。

それに、手術後にどのくらい「きれいに残った」かは主観的な問題で、医者としては十分うまく残ったと思った手術だったとしても、患者は納得できないかもしれません。

左右の胸の大きさや形はさほど変わったように見えなくても、左右の胸の位置が変わったように見えたり、左右の胸の方向が変わったように見える場合があるらしいです。

 

難しいところですが、僕の彼女は温存手術でやってみることにしました。

場合によっては手術方法を変更してもらうかもと思い、温存手術と全摘手術について調べてみましたが、やはり温存手術でやってもらうことにしました。

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