「彼女が乳がんになって変わったこと」を書いてみます。
この書き方だと、彼女が変わったことなのか、僕が変わったことなのか、二人の間で変わったことなのかが分かりませんね。全部書いてみます。
まず、彼女はほぼ変わっていません。彼女には乳がんの診断を受けたことを機に、できれば健康に気を付ける人になってもらいたかったのですが・・・
彼女に、折に触れて心境や考え方や乳がんに対することなどを聞いているのですが、なんというか、本当に心から乳がんなどには(何もしなくても)負けないと思っているようです。
まあ、ふさぎ込んでしまったり、気にし過ぎて神経質になってしまったりするよりはいいのかもしれません。
彼女は術後の再発予防としてタモキシフェンを飲むつもりなのですが、それがのびのびになってしまっていて、まだ飲み始めていません。副作用が強くないことを願っているのですが、どうなることでしょう・・・
こればっかりは飲んでみないと分からないことです。個人差の大きいことのはずです。まずは飲んでみて、様子を見るしかないですね。
彼女が乳がんになった影響で、僕が変わった部分はいくつかあります。一番大きいことは、医者嫌いになったことですかね・・・
以前にこのブログで書いたことですが(「人当たりの良い医者」の回です)、彼女は最寄りの婦人科のクリニックに始まり、大学病院で検査をして、最終的にがん専門の大病院に転院しました。
そして、同時期に僕の母親に肺がんの疑いがあり、母もいくつもの病院で見てもらいました。最終的に母は肺がんではなく、肺炎でした。
なので、この時期に僕は多くの医者に彼女と母のがん(の疑い)について診察に付き合いました。
正直に言って、信頼できるなと思える医者は少なかったです。
ほとんどの医者は、説明がやたらと回りくどかったり、患者の危険を必要以上にあおったり、でした。「大丈夫です」と言い切って、大丈夫ではなかった場合の責任が発生してしまうことを恐れてばかりいるようでした。
おそらく、そういうご時世なのでしょう。
医師が患者に誤診として訴えられることが、一昔前より増えているのでしょう。
仕方がないこととは言え、そのせいで、何が重大なことで何が大したことがないのか、そういう重要なことの大小を測りかねてしまいました。
偉そうに言わせてもらうと、医師はプロなのですから、誤診を含めて自分の診断に責任とプライドを持つべきなのではないかと思った次第です。
まあ、クレーマー患者もいるのかもしれませんが・・・
彼女が乳がんになった影響で僕が変わったことは、健康に気を付けるようになったこともあります。食べ物などをかなり気を付けるようになりました。
以前から健康に関する知識には興味があって、いろいろ調べるのは好きだったのですが、実際に健康的な食生活を送るまでには至っていませんでした。
彼女と付き合い始めてからは、二人での外食が多くなりました。ラーメンが大好きで、彼女とよく食べていました。
今はなるべく外食を控えています。僕の料理の腕も少しずつ上がってきていると思います。
か、彼女のおかげですね・・・
僕が「お願いだから、もう少し健康的な食べ物を食べたり、健康的な生活習慣をつけてね」と頼んで、彼女が「どうしよっかな~。」と悩む(?)ような二人の関係は以前から変わっていません。
彼女は基本的に言っても聞かない。なので、彼女に健康的な生活習慣と食生活をおくってもらうには、まず僕自身がそれを実践して見せるしかないのです。
そして僕がどんどん健康になっていくのです。
か、彼女のおかげですね・・・
話は変わりますが、もしかすると、彼女が乳がんになって一番変わったことは、僕がブログを始めてほぼ毎日更新するようになったことなのかもしれません。
「活字中毒」という言葉がありますが、僕はそれに近い「タイピング中毒」になっているような気もします。
カタカタやっている瞬間が一番落ち着くような・・・
乳がんについていろいろ調べたことを書いたり、実際の彼女の診察や治療の一連の経験を文章にしたりしてみる。
それが多くの人に読んでもらえる可能性があるのですから、とてもやりがいを感じます。気づけば毎日繰り返いしていて、ブログが中毒と言えるくらい好きになってしまったのかもしれません。
本当に、こんなことを書いていられるくらい、彼女は乳がんの診断を受けても変わっていないのです。彼女の気の強さで、僕が救われていることは間違いないです。
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